公開日 2022年6月12日 最終更新日 2023年12月15日
今回は「サイドFIRE」について深堀りしたいと思います。
「FIRE（ファイア）」とは、「Financial Independence, Retire Early」の頭文字をとった言葉。
直訳すると「経済的自立と早期リタイア」という意味になります。
FIREにはおもに4つの種類があります。
- ①FatFIRE（ファットファイア）
- ②LeanFIRE（リーンファイア）
- ③SideFIRE（サイドファイア）
- ④BaristaFIRE（バリスタファイア）
この中で50代からのFIRE達成でもっとも現実的なものが「サイドFIRE」です。
サイドFIREって自分にとってなにがいいの？今から始めても達成できるの？と疑問に思うかたも多いのではないでしょうか。
この記事では、サイドファイアのメリットはなにがあるのか、サイドファイアと相性のいい働き方についてお話していきます。
ではいってみましょう！
目次（クリックすると好きなところから読めます）
サイドファイアってなに？
サイドFIREとは「FIRE」の一種で働きながらFIREを目指すことです。
ここでちょっとだけ「FIRE」のおさらいをしましょう。
「FIRE」の基本生活費の25年分
「生活費の25年分」というのは、FIRE業界ではおなじみの公式です。
たとえば月20万円で生活していこうとした場合「生活費の25年分」が必要になります。
計算すると
FIREを実現させるのに6000万円用意しなければなりません！
となってしまいます。
いきなり6000万円貯めろと言われても途方も無い金額に、「やっぱりFIREって夢のまた夢だったんだなぁ～」なんて思ってしまうかもしれません。
そこでサイドFIREの登場です。
サイドファイアならば50代からの経済的独立の可能性はあります。
生活費の半分を働いて稼ぐ「サイドFIRE」
まずはサイドFIREのメリットを見ていきましょう。
サイドFIREのメリット
用意する金融資産が激減
サイドFIREではフルFIREと比べるとfireに必要な金融資産が圧倒的に下がります。
生活費を20万円の人なら、半分の月10万円を稼げるなら、必要な資産は半分でOK。
月１０万円✕12ヶ月120万円の25倍→３０００万円
仮に毎月20万円稼いでいた人は半分の仕事量で済みます。
月に40万円生活費として必要な場合で考えると、半分の20万円をコンスタントに稼がなければなりません。
月20万円を片手間で稼ぐとなると、フルタイム勤務と同じになります。
これではいくら資産を貯めるためとはいえ、きついです。
その点、生活費が低い人は楽になります。
FIREの第一歩は支出の見直しから。
生活費を見直して毎月の支出を下げることができれば、用意する金融資産が半分になる可能性があります。
FIREの達成する時間も半分でできる
サイドFIREのメリットの2つ目は、FIRE達成までの時間が半分になることです。
生活費が月20万円の人は、3000万円の資産と月１０万円の労働で済みます。
6000万円を貯めるよりも、3000万円を貯めるほうが半分の時間ですむ、ということですね。
たとえば年間300万円、10年間貯金していくと3000万円を達成できます。
夫婦共働きならば、あながち無理ではない数字だと思いませんか？
10年では無理だという人は、慌てないで自分のペースで時間をかけてやればいいんです。
少しずつ資産を増やして投資に回すことで、日々の生活がどんどん楽になっていきます。
３０００万円貯まった瞬間にファイアをするわけじゃない
サイドFIREは、３０００万円貯まった瞬間にFIREをするわけではありません。
徐々に資産を増やしていく中で、投資による配当金もだんだん増えていくイメージです。
仮に、投資する資産が300万円でも、月1万円の配当金が入ってきます。
600万円の資産だと月2万円の配当というように、少しずつFIREに近づきます。
一歩づつFIREに近づいて行くので、モチベーションが保ちやすい側面もあります。
金融資産からの所得と労働を組み合わせることで、早期リタイアの時期が早まっていきます。
支出の見直しもだんだん慣れてゆき、投資に回す金額のペースも増えていきます。
緊急時に金融資産を使わない
FIREが成功するかどうかは、FIRE直後の株式市場の動向に大きく影響される事がわかっています。
FIRE直後や、FIREを実現させてから数年以内に暴落相場があった場合
自分の寿命と資産の寿命を比較したときに、自分のほうが長生きしてしまうリスクが圧倒的に高まるんです。
「長生きした結果、お金がなくなっちゃう」
これを回避する方法は
資産を売らずに生活するには、働いて稼ぐしかありません。
完全にFIREしてる人は人的資本がないため、稼ぐ力がゼロになりがちです。
人とのつながりや、現役で仕事をしている人と比べて実績ががないため、再就職も厳しいでしょう。
サイドFIREしてる人は、その気になればフル労働に戻れる可能性があります。
暴落相場を乗り越えれば資産寿命は伸びることが研究で明らかになっています。
人的資本が完全にゼロにはならないことが本当に大切なんです。
適度な労働は体にも良い
最後は労働そのもののメリットになります。
やりがいを感じる、充実感が得られるというのは働いていればこそ味わえる労働のメリット。
金銭報酬が得られる
体や脳を動かすことによって健康への好影響がある
ちょっと体を動かすことと、働くのが好きという人は多いです。
働きながらFIREを達成していくサイドFIREでは、資産に余裕があるため、自分の好きな仕事をチョイスして働くことができます。
ここで言う労働が問題なのは「過度な労働」です。
過度なプレッシャー
過度ストレス
過度労働時間
過度肉体疲労
労働そのものはファイアの成功率を上げるきっかけになります。
労働をして人生に程よいスパイスを与える、サイドFIRE。
このように、サイドFIREには一定のメリットがあります。
完全に仕事をやめちゃうと、社会とのつながりがなくなったり、仕事の勘を取り戻すのに時間がかかったりします。
仕事自体が好きで働いている人も多いです。
このように仕事をしながらFIREを目指す「サイドFIRE」にはメリットたくさんあります。
ギクエコノミー
ギグ・エコノミーとは
ギグ・エコノミーとは、インターネットを使って単発の仕事を請け負う働き方です。
「ギグ」は本来、ライブハウスでの短いセッションやクラブでの一度かぎりの演奏のことを指します。
クラウドソーシングでライティングなどを請け負ったり、ウーバーイーツで配達をしたりと
ギグ・エコノミーは新時代の働き方ともてはやされる一方、貧困の温床になっていると揶揄されている側面があります。
正規雇用性が崩壊した昨今、結果的に自由な働きかたを選ぶ人は増えています。
引用：リクルートワークス研究所「全国就業実態パネル調査」https://www.works-i.com/sp/teiten/detail033.html
フリーター
派遣・契約
フリーランス
ギグワーカー
不自由な自営業者たちともいわれ、自由な働き方の光と影とも言えるでしょう。
ギグワーカーは、経済的にみれば立場が弱い零細個人に過ぎません。
今日を生きるお金がない個人に仕事を断る自由はない、という現実もあります。
ギグ・エコノミーはサイドファイアをするひとにとっては大きなメリットになる
今後、単発で仕事を請け負う環境や、ギグワーカーの労働環境が整えば整うほど（労災保険など）サイドファイアの実行や可能性、安定性が高まってくるでしょう。
月１０万円配当金が受け取れる人は、５～１０万円をギグ・エコノミーで稼げれば自由な時間が得られます。
自由な生活を素晴らしいと思うか、しょぼいと思うかは個人の価値観次第です。
フルタイム勤務で働くのも、ちょっと働いて自由な時間を過ごすのも選択次第。
どのような働き方にせよ、選ぶ自由があることはサイドFIREの最大のめりっとといえるでしょう。
サイドFIREで選択肢を増やそう
サイドFIREに至っている人は、ある程度の経済基盤はあるということです。
数年働かなくても生活できる資産があるというのは、経済強者であるともいえます。
間違ったら搾取されやすいギグ・エコノミーも、経済的自由があれば主導権を失わずに働けます。
サイドFIREに挑戦していく途中でも、資産が増えていきます。
経済的余裕が出てきたら選ぶ仕事の質も変わっていきます。
ライフワークにつながる仕事にシフトすることも可能になります。
よりあなたのビジョンに合った仕事をチョイスして、FIRE後の人生を楽しみましょう。
まとめ
今、全く資産を持っていなくても、サイドファイアでいけないか検討する余地はあります。
「FIREなんて無理だ、一生このまま働き続けるのか」と思う人はもしかしたら「フルFIRE」をイメージしているのかもしれません。
「完全な不労所得は無理だけど、ある程度働いて稼いで自由な生活を送る」とかんがえているならば、サイドファイアという選択肢もありです。
３０００万円～5000万円の資金でも、サイドFIREなら実現の可能性はあります。
サイドFIREは完全にFIREするよりは敷居は下がります。
ここでサイドFIREのメリットのおさらいです
緊急時に金融資産を使わないという選択肢がモテる
程よい労働は健康にもいい
今は稼ぐ機会が転がっています。
企業側から見れば、正社員を雇うより単発を抱えたほうがビジネスがしやすいです。
今後ギグ・エコノミーの動きはより広まっていくんじゃないでしょうか。
ギグ・エコノミーではときに搾取されたり貧困に陥ったりします。
まとまった資産がある人は、ギグ・エコノミーとの付き合い方には気をつけながら、ギグ・エコノミーに乗っかって稼いだほうがいいでしょう。
今は思った以上に自分の望む生活スタイルが手に入る時代になってきています。
知識がない、お金がないとなると理不尽な要求を効かなきゃならなかったり、搾取されたりなりがち。
そのためには知識を学んで判断や行動をする、これがカギになります。
サイドFIREを始めるのは、学びながら資産を増やし、金融の知識も自分の資産を守る資産管理の知恵も身につきます。
あなたもサイドFIREをジャスミンと一緒に学んでいきませんか？
ここまで読んでくださりありがとうございました。
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なので私も何かの助けになればと思いこのコーナーを立ち上げました。
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ジャスミンでした♪
